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アルツハイマーの症状


アルツハイマーの症状を段階に分けて紹介します
3段階の症状
アルツハイマー型認知症の場合、今般的な治療法がないことから、病気は慢性進行性の経過をたどることになります。進行は大きく次の3段階に分かれます:
●第1期
最初は、記銘力の低下から始まります。学習障害、失見当識、感情の動揺が認められますが、人格は保たれます。愛想がよく、ご本人は、ニコニコしています。

●第2期
記憶、記銘力が顕著に障害されます。それに加えて、高次機能障害が目立つようになる時期です。この時期には、外出すると家に帰れなくなることが多くなります。また、周囲に関心がなくなり、清潔感が低下します。徘徊や夜間せん妄もみとめられます。せん妄というのは、意識混濁に加えて幻覚や錯覚が見られるような状態をいいます。健康な人でも、寝ているところを強引に起こすと同じ症状を起こすことがあります。アルツハイマー型認知症の患者さんだけでなく、大手術後の患者さん(術後せん妄)、代謝障害、アルコール依存症の患者さんにも見られます。これらは、病理学的な異常が前頭葉に顕著であり、それを反映しています。視空間失認や地誌的見当識障害が認められるようになります。特に初老期発症例では、感覚失語、構成失行、観念失行、観念運動失行、着衣失行などの高次機能障害も稀でありません。

●第3期
さらに症状が進行すると、前頭葉症状、小刻み歩行や前傾姿勢などの運動障害もみられるようになります。最終的には失外套症候群に至ることになります。

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