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アルツハイマーの症状


アルツハイマーの症状を段階に分けて紹介します
症状の進行
アルツハイマー型認知症の場合は、同じ認知症の脳血管性認知症とは症状の進行が異なります。脳血管認知症の場合は、階段状、つまり、ある時点を境にはっきりと症状が悪化するのに対し、アルツハイマー型認知症の場合は、徐々に進行する点が特徴的です。
症状の経過で、被害妄想や幻覚、特に幻視が出現する場合もあります。問題行動、たとえば、暴言・暴力・徘徊・不潔行為などがみられることもあります。これらは、「周辺症状」といわれ、介護上大きな困難を伴うことになります。そのため、これらの症状が出たことが、医療機関受診の最大の契機となることが多いようです。

症状全体としては、主に次のような認知障害が徐々に進行します:
・記憶障害
・見当識障害
・学習の障害
・注意の障害
・空間認知機能
・問題解決能力の障害、など。

その結果、社会的に適応できなくなります。症状が進むと、食事をとることや、着替えが困難になり、意思疎通なども難しくなります。最終的には寝たきりになってしまいます。アルツハイマー型認知症の進行は3段階に分類されます。第1期では、人格は保たれているものの、記銘力が低下し始めます。学習障害、失見当識、感情の動揺が認められます。第2期になると、高次機能障害が目立ちます。病理学的な異常が前頭葉に顕著になり、視空間失認や地誌的見当識障害が見られるようになります。そのため、外出すると家に帰れなくなることが多くなるのがこの段階です。さらに第3期となって症状が進行すると、前頭葉症状、小刻み歩行や前傾姿勢などの運動障害もみられるようになります。最終的には失外套症候群に至ります。

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